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アロハの妹イロハの出産レポ②!
こんにちは。アロハイロハママです。
2019年2月23日(土)ビションフリーゼアロハの妹、イロハを出産致しました。

目まぐるしい育児生活の中で、イロハを出産した時のことを忘れてしまいそうなので、今のうちに記しておこうと思います。

入院2日目:促進剤投与開始
前日に分娩を断念し、陣痛促進剤で少し来ていた陣痛も促進剤の投与をやめるとパッタリなくなってしまいました。
そのおかげで夜はぐっすり眠れ、翌日の分娩のため体力を温存。
前期破水のため、子宮内の赤ちゃんに細菌が感染する可能性もありました。
なので、『今日中には帝王切開してでも赤ちゃんを分娩します!』と先生から言われドキドキ。
いよいよ迫り来る出産に『ついに赤ちゃんと会えるんだ!』という思いと、『陣痛来ないし本当に生まれるのかな、来たとしても痛みに耐えられるかな』という不安。
朝食後からまた陣痛促進剤の投与が始まりました。
1日目より点滴投与量増加
あまりにも陣痛が来ないため、陣痛促進剤の点滴の量が増えました。
それと同時に徐々にお腹に鈍痛が。これが陣痛?くらいの便秘でお腹が痛いレベルの痛みでした。
陣痛の感覚が2分間隔だったり4分間隔だったり。間隔が定まらないため、まだまだ産まれないんだろうな〜というくらいの痛み。
だんだんお腹の痛みもしんどくなって来てパパに腰をさすってもらったりし始めました。
大した陣痛も来ないままお昼ご飯がやって来ます。

これまためちゃくちゃ美味しい!!でもさすがに半分食べて半分はパパにあげました。
それでも食べれる元気と喋る元気はありました(笑)
この時なんと出産3時間半前。まさかそんなにすぐ産まれるとは思っていませんでした。
13:50 子宮口6センチ
何度か助産師さんが子宮口の開き具合を確認してくれていましたが、ずっと2センチで全然産まれる気配がありませんでした。
ところが13:50。ついに子宮口が6センチ!!!やっと産まれる〜!!!と思いましたが、助産師さんによると全開まではみんなまだまだ時間がかかるとのこと。
初産の平均分娩時間が10時間らしいので、そりゃまだまだ産まれませんよね。
早くて夕方しか産まれないと言われ、徐々に強くなる痛みに怯えながら分娩室に移動しました。
分娩室へ移動!
分娩室までは自力で歩いて移動しました。
痛みはあるけど、まだ便秘程度。ずっと便意を感じていて、トイレに行きたいを連呼。
会話はまだまだ出来る状態です。

ここで、かなり暑く感じパパにうちわで仰げと要求。
布団に肌が接している部分が暑すぎてめちゃくちゃ不快。
かと思えばお腹が痛いからなのか突然の悪寒。かと思ったらまた暑い・・・てな調子でパパに『暑い!!』『寒い!!』と無理難題を突きつけ困らせました。
でもまだ、『ごめんね、訳わからんよね〜』と謝る理性はありました。
ものすごい便意、耐えられない!!
暑い寒いを繰り返したあとは、陣痛と同時にものすごい便意を感じました。(汚い話でごめんなさい)
パパに漏らす姿だけは見せたくない!と思っていたので、前日から出し切っていた私。
それにしても、猛烈な便意。トイレに行きたいと助産師さんに伝え、『まだ産まれないだろうけど一応子宮口確認しようか』と言われ、トイレ前に子宮口の開きを確認することに。
まさかの子宮口全開
すると、まさかの『子宮口10センチ全開!!トイレ行ってる場合じゃない!産まれるよ!!!』と助産師さんが言いだしました。
えーーーーーーー便意じゃなくて赤ちゃんだったのーーーーーーー!!!!
夕方に産まれると言われたのも束の間、急に分娩が早まる事態に。
母とパパものんびりコーヒーを持ち込んでいましたが、飲む暇なし。
いきみ逃しなんか考える暇もなく、分娩が始まってしまいました。
『次の陣痛が来たらもういきんでいいよ』と言われましたが、正直そこまで言うほどの陣痛は来てなかったんです。

これは陣痛なのか?レベル。
陣痛がパッタリなくなる
しまいには陣痛がパッタリなくなってしまいました。こんなことってあるの?と自分でもびっくり。
それと同時に、このまま陣痛が来ないと吸引分娩か帝王切開になるんじゃないかと心配しました。
次の陣痛が来たらまたいきんでと言われ、陣痛を待つものの来ず、静寂すぎる時間が気まずかったので、陣痛が来たふりをしていきんだりもしてみました(笑)
途中先生が分娩室に来た際不安になり『陣痛が全くないんですけど産まれますかね〜』と聞いてみました。
先生もまさかの質問にキョトン顔。
『・・・・うん、大丈夫よ。おへその方向いて力入れてみようか』と言われ『なるほど〜』とのんきに返事をする私。
母からも出産の時はそんなもんじゃないよ、そんなんじゃ産まれんよと言われ、でしょうね。と思いました。
陣痛が来ないまま、赤ちゃんの頭はどんどん出て来ていました。
股に手をやるとブニブニの柔らかい頭がそこにありました。
15:36 あっけない出産
これはもう、陣痛来なくても力づくで産むしかない!と決心した私は、頭の上にあったロープを持ち何回かいきみました。
陣痛がないもんで、助産師さんが指で股を開こうとするのが一番痛い!!!!
陣痛が痛くて股が裂けても糸を縫われても気づかないってよく言うじゃないですか。
陣痛がないから股が裂ける痛みがわかっちゃったんですね。
『それは痛い〜!』と言ったあとすぐずるんっと赤ちゃんが出て来ました。

祝・妹イロハ誕生!!!
2140g、44センチの元気な女の子です。
おチビだから簡単に出てきたのかな〜と思いつつ。
あまりのあっけなさに正直『え、こんなんで赤ちゃん産まれるの?』という思いが先に来てしまい、感動で泣くとか言う雰囲気になれず。
母もパパも感動よりあっけない出産への驚きの方が大きく、誰も泣きませんでした(笑)
痛くない訳ではないけど、みんなが言うほど死ぬほど痛くもない。
とてつもなく苦しむ自分の姿をパパに見せつけ、イクメンにしてやる!!!と企んでいた私の作戦もあっけなく失敗に終わり、ただただ私の鈍感さと強さだけを見せつける形となってしまいました。
出産前から、余裕で赤ちゃん産めそうとパパから言われていた私。
大変な出産を見せつけるどころかやっぱり嫁は最強!と思わせてしまいました。
微弱陣痛のまま出産
分娩監視装置で陣痛の強さを測ることができますが、結局一度もグラフを振り切りませんでした。
ずーっと低空飛行。つまり、陣痛がかなり弱かったんですね。
後からいとこにその話をしたら、私はずっとグラフを振り切って死にそうだったよ!!と言われました。
初産なので他の出産は知りませんが、恐らく通常の出産より全然痛くない自然無痛分娩だったようです。
後から動画を見返すと、さすがに目はぶち腫れ疲れた顔はしていました。
もう一度産みたいかと言われればやはり嫌ではあります。
なぜなら、まともな陣痛を体験出来なかったため余計次回の出産が怖くなったからです。
カンガルーケア
赤ちゃんを出産した後、胸の上に赤ちゃんをすぐ乗せられ『カンガルーケア』を行いました。
『カンガルーケア』とは親子の絆作りや母乳育児の促進、育児放棄の減少などに効果があると言われるケア方法です。
私も産んですぐカンガルーケアを行ったことで初めて赤ちゃんの顔を見ることができ、赤ちゃんの重さと共についに親になったんだ!と思いました。
トツキトオカこの子と一緒にいたんだ・・・本当にお腹の中に赤ちゃんが入ってたんだ・・・(当たり前)
カンガルーケアは本当に感動的でした。
後産(胎盤排出)
この後、後産が待っていました。子宮が収縮し、赤ちゃんに酸素や栄養を届ける役割を終えた胎盤を排出します。
胎盤が自然に剥がれないと、大量出血を起こし母体が危険に晒される恐れもあると聞いていたため、ドキドキしましたが
助産師さんがへその緒をピッピッピと引っ張ってドゥルン!!と胎盤が出て来ました。
『くす玉みたーい』とのんきな発言をした気がします。
胎盤は綺麗に袋状になっていて、出血もほとんどなく後産もあっという間に終わりました。
後産をするときも子宮が収縮するので、陣痛が起こり痛みを感じる方もいるそうです。
私は全く痛みがありませんでした。
会陰裂傷部縫合
分娩する際に会陰が切れてしまったらしく(最後『それは痛い!!』と言ったのはきっとそのせい)分娩台に移動し、麻酔を打った後縫合してもらいました。
無麻酔で縫合されてもわからないって聞いてたので、てっきり無麻酔かと思ったらしっかり麻酔されました。
もちろん麻酔の注射針の痛みもわかるくらいだったので、私の場合無麻酔だときっと死んでました。
車椅子で病室に移動
痛みが軽かったとは言え、足腰はガクガクだったので車椅子で移動しました。
赤ちゃんは低体重児だったため、一時間だけ保育器に入りました。
トイレに行く時は看護師さんを呼ぶように言われました。一度呼んでトイレに行ったらびっくり仰天。
しみる・・・。チクチク痛い。さらに座るときも何か痛い。ああ、だから円座が置いてあるのね。
出産が怖いと思っている方へ
出産って怖いですよね。みんなから色々聞く恐ろしい出産の体験談。みんながみんな口をそ口を揃え死にそうなくらい痛い、今までの人生で一番痛いと言う謎の未知の痛みに対する恐怖。私もそうでした。
思ったより痛くないってことない?と出産にとビビって何人にも聞きましたが、相当痛いと思って挑んだけど想像をはるかに超えて痛いと全員が答えました。
そのため、かなり死ぬほどスーパーウルトラ痛いと思い込んでいたため、そうでもないと思えたのかもしれません。
でも、実際分娩監視装置の数値で見ても私の出産の痛みは他の方に比べると屁の河童でしょう。
そういう人も稀にいるということをお伝えしたく、出産レポを書きました。

産まれて来た赤ちゃんは本当に可愛いです。妊娠中・出産・子育てと大変なことは続きますが、その分今まで感じたことのない幸福感も待っています。
少しでも出産が怖いと思っているママたちのお役に立てればと思います。