先日、「飼い主がストレスを感じると犬のストレスレベルも上昇する」ということが研究で判明したよ!
スウェーデンの研究機関で6月6日、「飼い主がストレスを感じると、犬も同様のストレスを感じている」ことが学術誌「サイエンティフィックリポーツ」で発表されました。
犬に癒してもらうことが多い私たちですが、自分のストレス発散のためにただ癒しを一方的に求めるだけでなく犬を癒すことも大切です。
あなたが何かの影響でストレスを溜め込んでいると、犬にもストレスが溜まるそうです。
自分が強いストレスを感じていたら、愛する我が子にも同じストレスを感じています。
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飼い主のストレスレベルは犬にうつる
どうやら犬は私たち人間が犬を理解するよりも、人間のことをより理解しているようです。
飼い主が長期間にわたってストレスや不安を感じていると飼い犬もあなたと同じストレスや不安を感じます。

飼い主と犬は性格が似ると言いますが、あながち間違いではないのかもしれません。
私たちはストレスが溜まると、落ち込んだり犬にあまり構わず塞ぎ込んだりしてしまうこともありますが、愛犬にストレスがうつる前に落ち込んだ時こそたくさん愛情を注ぎましょう。
スウェーデンの研究内容
今回の研究は、人の髪と犬の毛に含まれるストレスホルモンと言われるコルチゾールの濃度を測ったもので、飼い主のコルチゾール値が高い場合、飼い犬の毛のコルチゾール値も高くなり、相関性があったというものです。
逆にコルチゾールの値が低い場合は、飼い犬も連動して低くなったそうで、ストレスの増減が一致していることがわかりました。
犬のストレスに人間が連動することはない
逆に犬がストレスや不安を感じていても、人間のストレス値が連動することはなかったそうです。
犬はこちらのストレスや不安に敏感になり微々たる変化にも気づきますが、人間は犬のストレスによって自分の行動に影響はなく、犬がストレスを感じていることにも気づいてあげれていないこともあるかもしれません。
私たちと犬の違いは、犬にとって飼い主が全てであるということです。
私たちは愛犬の他にも仕事があったり、友達がいたり、子供がいたり、好きな場所に行けたりしますが、犬は飼い主で行動が決まります。
好きな時間に散歩も行けない、ご飯を与えてもらえなければ自分で用意することも出来ない。
私たちよりよほどストレスを感じる生活をしているように思えます。
そんな生活の中、大好きな飼い主さんがストレスを感じていると愛犬はストレスをさらに感じてしまうのです。
他の要因と犬のストレスレベルは関係ない
自宅に犬が遊べる庭があるか、飼い主の労働時間、多頭飼いかどうかという点からも分析されましたが、これらがストレスレベルに与える影響は確認出来なかったそうです。
意外じゃないですか?犬が遊べる庭があった方が犬が喜ぶに違いない、飼い主の労働時間が長くお留守番をさせてストレスを感じさせている、多頭飼いだと一緒に遊んでストレスを感じないんじゃないか?と思いますよね〜!
それよりも、飼い主がストレスを感じている時が一番犬もストレスを感じるんです。
それを聞いてさらにアロハが愛おしくなりました。そんなに私のことを想ってくれてるのね・・・大切にしないとですね!
さらに、犬の性格とストレスも関係がないそうです。ただし、オスよりメスの方が飼い主のストレスと強く関係しているんだとか。
ストレスホルモンと言われるコルチゾールだけでなく、愛情ホルモンのオキシトシンでもメスの方が伝わることがわかっています。
愛情ホルモン「オキシトシン」も人間と犬で連動している
ストレスホルモンだけでなく、愛情ホルモンも人間と犬で連動しています。
オキシトシンとは、母と子の絆を深めたり、他人の気持ちを共有したり、社会的問題の解決能力を促進するホルモンとして知られています。
痛みに対する閾値が増加し、我慢強くなることも!アロハのぬいぐるみを持って行ったから出産がスムーズだったのかもしれません。


人間と犬は触れ合うことで、他のどの動物よりも双方にオキシトシンの量が増加することがわかっています。
犬が人の心を癒すのも、オキシトシンが深く関係しているんですね!
特に、犬と見つめあった時に人間の体内のオキシトシンは3倍以上に増加します。もちろん見つめ合う時、犬にもオキシトシンが分泌されているんです。
アロハは目を見つめると必ず尻尾をブンブン振ってニコニコしてくれます。

アロハに限らず、イロハも目が合うと最初は目を丸くしてこちらを見つめ、その後にっこり笑ってくれることが多いです。

こちらの愛情が伝わっているんだな〜と嬉しくなる瞬間でもあり、最も癒される瞬間です。
ストレスを感じた時は愛犬を優しく撫でて
ストレスを感じた時は、イライラしたり当たるのではなく愛犬を優しく撫でてあげましょう。
撫でたり、抱きしめたりすることで犬のストレス値は減少します。もちろん人間も犬に癒されます。
犬は私たちの気持ちを汲み取ってくれるので、必ずあなたを癒してくれます。
